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令和7年6月5日の定期総会で全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会の会長職を引き続き任ぜられました東京都品川区立第一日野小学校 校長 大関 浩仁 (おおぜき ひろひと)です。
昨年12月の中央教育審議会諮問「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」は、子供たちを取り巻くこれからの社会の状況や現在の学校現場の状況を踏まえ、顕在化している課題として「主体的に学びに向かうことができていない子供の存在」に触れて、多様性を包摂し、可能性を開花させる教育の実現が喫緊の課題であるとされました。今後は、「多様な個性や特性、背景を有する子供たちを包摂する柔軟な教育課程の在り方」や「各学校が編成する一つの教育課程では対応が難しい子供を包摂するシステムの構築に向けた教育課程上の特例等の在り方」の検討が進むことと認識します。そして、「各教科等やその目標・内容の在り方」において、特別支援学級や通級指導に係る特別の教育課程、自立活動の充実、障害のある子供の教育的ニーズに応じた特別支援教育の在り方に関する検討が深まることでしょう。
全特協といたしましては、会員各校の皆様におけます学校経営の充実に向けまして、有用な情報の共有を引き続き進めるとともに、課題解決に努めてまいります。これからも、全国の特別支援学級、通級指導教室設置校としての声が国や関係諸機関まで確実に届きますよう、全国組織としての連携をお願い申し上げます。
全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会
会長 大関 浩仁